火入れ中です 

加熱殺菌をするための火入れですが、65℃を目安にしております。
普通に考えると熱燗よりも温度が高いです。
そのため、すごい湯気です。
その湯気にアルコールが多少含まれているため、咳き込んだり目にしみたりと、結構大変な作業だったりします。
とりあえず、本日の火入れが終了して、後は1回残すだけとなりました。
この火入れが終わり、後かたづけがすめば今年の酒造りも一段落となります・・・とても長く、そして短く感じた酒造りでした。

火入れ 

いよいよ酒造りも終盤になりました。
搾ったお酒には、お酒の味を変化させてしまう酵素や、お酒に悪影響がある乳酸菌が潜んでいる可能性もあります。
そのために「火入れ」という加熱殺菌を行います。
けっこう大がかりな作業なので、本日はその準備にとりかかっています。
最近では、生の味わいを残すため火入れをしないお酒もあります。
上記のような味の変化があるため、生のお酒は十分な管理が必要です。
冷蔵技術や輸送技術の進歩があるため、今まで造ったときしか味わえなかった生のお酒をお届けできることに、非常に感謝しております。


大吟醸選定中 

がんばって造った大吟醸ですが、このお酒は全国の新酒鑑評会というものがありまして、そこに審査して頂くためにお酒を出します。

大吟醸搾る袋吊りは、搾った時間の経過によって味が異なります。
つまり、最初に搾ったものと、最後の方では味が異なるのです。
そのためどの時間帯のお酒が一番味が良いかこちらで考えなければいけません。



酒造り136

このように、経過した時間にそって搾ったお酒を並べまして、すべて利き酒をします。
利き酒は、飲んでしまうとべろんべろんに酔ってしまうため、口の中にいれたら吐くのが基本です。

口に入れてどれが良いかひじょーに悩むため、一発で決めることはできません。
そのためあちこち行ったり来たりします。
それだけ複数繰り返してますと、たとえ飲まずに吐いたとしても



酔います


口の中も麻痺してしまうため、何回休憩をしてやり直しもします。
人それぞれにやり方があるようですが、私は途中で水を飲んだりすると舌の感覚が戻ってしまうため、一気にやります。

しかし今日では決められなかったため、数を絞ってまた明日行いますm(_ _)m


大吟醸 滓引中 

本日は、晴れのち雪のち晴れのち雪のち晴れのち雪という、晴れてるんだか雪が降るんだかどっちかはっきりしてくださいよ!という不安定な天気でした。
酒造り用の布を干していたのに、雪で台無しでした(゚A゚;)
酒造りに来ている方が「今年は季節が閏年なんだな。」ととても渋いことを言ってました。
カレンダーの日付と、実際の気候の日付がずれている、という事だと思います。
あ、昨日は2/29だったんですね。まったくもって365日の1日でした(今年は366日だ)



さて、そんな天気にもめげずに、大吟醸袋取りの「滓引き」(おりびき)を本日行っていました。



酒造り133

これが保管されている「斗瓶」(とびん)です。
理科の実験器具のように見えますが、硝子でできていて結構重たいです。

搾ったお酒にまだ醪の粕である滓が残っている状態です。
これをお酒から取り除くのが滓引きです。
にごり酒の白い部分だと思って頂いても間違いではありません。

なぜ滓引きをするかといいますと、滓は醪と一緒ですのでお酒の味が変わっていく物質がまだ残っております。
滓を取り除かないと、お酒の味がドンドン変化していってしまうので、滓を取り除きます。



酒造り134

ここに小さいホースを入れます。
そこから空気をすって、液体を下に落とし続けるという気圧の原理を使います。




酒造り135

そしてお酒がおちてくるので、斗瓶の中に滓が残る、といった方式です。
間違って、息を吹きかけてしまうと、斗瓶の中の滓が舞い上がってしまい、またやりなおしという悲しい結果になりますので、結構慎重な作業だったりします。
何よりも・・・寒い(T_T)
微妙な加減もあるので、手袋せずにやっています。
これも大吟醸の袋取りの味を守るためですが、我慢我慢・・・寒いですが(T_T)(T_T)

トップ絵変更してみました 

大吟醸の搾りを記念して、一番上の部分を変更してみました。
やはりブログも夫婦関係もマンネリはよくないですからね、うんうん。(結婚してないからよくわかりませんが)

さて、大吟醸の味なのですが・・・





うまい!(;_;)



と、人は感動するとシンプルな言葉しか発する事ができないことに気がつきました。
造った本人が言うのも何なんですが、とにかく言葉はいりません。

飲む前に感じられる気品のある香り。
口に入れたときの味の広がり。
のどを通るときの心地よさ。
飲んだあとの華やかな余韻。
(言葉発してるじゃん、というツッコミは・・・)



これは感動だー。゚(゚´Д`゚)゚。

という訳で、この感動をぜひとも皆さんとわかちあう事ができることをとても望んでおりますm(_ _)m