群馬の日本酒の酒蔵「譽國光」6代目のブログ
群馬の美味しい日本酒を、ここ川場村から発信!!また譽國光(誉国光)の酒造りをブログでご紹介。
プロフィール

土田 祐士(つちだゆうじ)

Author:土田 祐士(つちだゆうじ)
群馬県の川場村にある日本酒の酒蔵「譽國光(誉国光)」の
社長杜氏<ほまれこっこう>と読みます。
酒造りで奮闘中!

【住所】群馬県利根郡川場村
【誕生日】1976年4月7日
【血液型】B型
【あだ名】六代目
【趣味】日本酒・PC・サッカー・車・自己啓発
【好物】日本酒・野菜・麺類
【特技】日本酒・酒造り・ガンダム
【座右の銘】笑う門には福来たる
【これを肴に日本酒が飲める】
ガンダム・銀河英雄伝説
エヴァンゲリオン・TRPG
ファミコン・ボードゲーム
パトレイバー・ブログ書き
商売ネタ・酒造り(酒作り)談話



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初洗い
本日は、「初洗い」でございます。
今年の酒造りで一番最初の米洗いで、とても緊張いたします。
何故かというと、今年のお米の具合がどうなのかまったくデータがない状態で挑むからです。
お米は天からの授かり物でして、その様子は毎年かわります。従って去年のデータはあまりあてになりません。
そのため、この初洗いで今年の様子をすべてつかまないと、残りのお米の状態が難しくなるということになります。
そのため、当蔵では初洗いは「大安」の日に行い、縁起を担いでおります。
(365日の1日と言ってしまえばそれまでですが(苦笑))


酒造り
洗米大将の星野君がしっかりと洗ってくれました。
みるみる糠がでてきますね。
ここで糠をおとさないと次の処理を邪魔するので、しっかりと洗ってくれています!
写真には現れない部分ですが、実はかなり重労働なんです。


酒造り
そして、次は水をあてて残った糠を注ぎおとします。
今回は二人でやっているので、タイムキーパーも兼ねて私がやっております。
コストも削減がんばってます(笑)
昔は5人くらいでやっていたそうですから、かなりの効率化!


酒造り
二つの作業が終わると水につけてしばらく待ちます。
これが「浸積」です。
ここでも二人でやっています(汗)
大事な米洗いですが、なるべく人数はかけず最小限でできた事に、自分をほめてもいいんじゃないか、というくらいすごく効率よくやっております。

時間がたつと下のような変化が起きます。
1つめは、水につけてすぐの写真です。
2つめは、水につけて10分くらいの写真です。

酒造り
酒造り
白くなっていくのがわかりますでしょうか??
これが「お米が水をすっている」という印で「目玉」と呼んでいます。

食べるお米もといだ後にしばらく水につけておくと思いますが、感覚としては一緒です。
食べるお米は、2時間くらいずっと漬けておいた方が美味しく炊けるそうです。
しかし、酒造りのお米はずっと漬けていては、水分のすいすぎになります。

今漬けているお米は「33%」の水分を吸わせたいのです。
このお米は10kgの重さがあるのですが、13.3kgになるように水分を吸わせたいのです。
気温、水温、米の温度、米の水分率など、色々なものを加味して、今回漬け込む時間を設定します。
これが1%でも狂うと、次の麹を作るときに水分の調整をはからないといけなくなるので、かなり慎重な作業なんです。二人でやっていますが・・・

さて、では33%すったのをどう見極めるか。
それは




です。
ストップウオッチは時間を正確にはかるだけのものです。
次のデータの参考にはなりますが、初洗いですからデータは無し。
すべて勘です。

ということで、いつ引き上げるのかが、とても緊張するのです。
そして悩むのです。



あと、30秒伸ばしたほうがいいのでは?
本当にこれでいいの?
水を吸いすぎていない?
それかまだ吸っていないんじゃない?




心のささやきがはじまります。
しかし決断はしないといけません!
神様にお祈りをしながら



勝負!





酒
神がおりた(涙)

この秤は、規定の重さ(今回ですと13.3kg)になると、赤い矢印のようにうきます。
軽ければ下がったまま。重ければ上の部分についてしまいます。
つまり、中間になればピッタリということです。
まさにピッタリ。神がおりた瞬間でした。


酒造り
そして、お米をおいて、お米の中心に水分がいくようにします。

毎回毎回、この初洗いは緊張します。
自分の決断ですべて決まってしまう。
しかし、そこに酒造りの楽しさがあります。
コンピュータや機械のようにピッタリいくものとは違い、職人の世界を垣間見たような気がしました。


長文を最後までお読み頂きありがとうございましたm(_ _)m
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テーマ:写真日記 - ジャンル:日記


この記事に対するコメント
ありがたやぁ、ありがたやぁ
酒造工程の一部を拝見でき、感激です。

私の実家の近所に『美の川(ミノガワ)』と言う酒造会社があります。自転車や散歩で前を通ったりしますが、なかなか造ってる様子を見る機会がなかったので、六代目のリポートは感涙ものです。

慎重且つ大事に造ってるんですね。だから我々は美味い酒を頂けるんですね。大事に呑まねば…。

そうだ!法師の社長か奥さん又は専務にお願いして譽國光を送ってもらおうかな。(もちろん購入ですよ)それ呑みながら六代目のブログ閲覧って、結構乙かな?

【2008/10/20 14:28】 URL | 越後のスカG遣い #- [ 編集]


越後のスカG遣い さん

応援メッセージありがとうございます!
最後まで残さず飲む、と思って頂けるのは、造り手として本当に嬉しいです。
そう思うと、私自身お酒だけではなく、食品のきちんと残さず食べているのか反省しております(汗)

ブログをみながら、造ったお酒を飲んでいただくというのはかなりオツなのではないでしょうか(^^
自分としてもブログをそういったように利用して頂けるのは最高です!
これからもがんばっていきますので、ぜひともよろしくお願い申し上げますm(_ _)m
【2008/10/21 07:02】 URL | 六代目 #- [ 編集]


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